定年後、書道をはじめる方の共通の弱点は、腕が硬いことのようです。
自己流の字はすべてこの腕の硬さが影響しています。
必要以上に無駄な力が筆に加わるため、線質に流れがなく、転折もイマイチうまくいかないということになってしまいます。
まずは肩の力を抜いて、腕全体にかかる力を弱めてみてください。
その他、眼を閉じて書いたり、筆管の上部を持って書くなどすると改善することがあります。
脳トレーニング、余暇の有効活用を目的に書道教室に参加されている場合は、まずは楽しみに重点をおくのもよいかもしれません。
世間話を交えながら、楽しく書道に向き合うことからはじめられてはいかがでしょうか。
上達のみにとらわれないことが、かえって上達の近道になるかもしれません。