なぜ三輪田米山の書はよいのか?
それは時代の流行に逆らって、ただひたすら自分のやり方を通したからかもしれません。
三輪田米山 読み方は?
三輪田米山は、「みわだ べいざん」と読みます。
三輪田米山が影響を受けた書
三輪田米山は王羲之から趙孟頫、細井広沢の書法を学びました。
かなは「高野切第二種」「秋萩帖」を愛好したようです。
具体的には、
楷書は、王羲之の「黄庭経」「楽毅論」、鍾繇(しょうよう)の「宣示表」「薦季直表」
草書は、王羲之の「十七帖」「淳化閣帖」などです。
法帖を庄屋から何か月も借り、必死で学びます。
そして60歳を迎える頃には、これらの書法に縛られることのない誰の書とも違う米山の書になったのです。
亡くなるまで向上心を持ち続け、よいものを求め続けた人。
よいものは求め続ける人にのみ与えられるものですね。
三輪田米山の書の特徴
三輪田米山の書の特徴は、書風は豪気大胆、天衣無縫で破格の極めて個性的であり、
近代書の先駆けともされています。
三輪田米山の肉筆は入手しにくいのですが、拓本は肉筆に迫るものがあります。
楷書・行書・草書たくさん残っています。
彼の日記には「酒を飲まぬと、筆をとること難し」とあります。
酒呑みで、散々呑んだ後に書を書いていたようです。
酒に酔うことで理性や常識を捨てて書くためだったのかもしれません。
三輪田米山とは?
書道家 三輪田米山
号は米山、得正軒主人
日尾八幡神社(愛媛県)生
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