手書きした字が美しいと、その人の印象までよくなるものです。
美文字になるために書き方のコツをまとめてみましたので、少しでも参考になれば幸いです。
1.鉛筆・ペンを正しく持つ
正しいペンの握り方は、人差し指と親指でペンをはさみ、後方から中指で軽く支える感じです。
感覚的な説明にしますと、手に何も握らず、力を抜いて机の上になげだしてみてください。
それがペンを握る理想のカタチです。
その際のポイントは2点。
・人差し指と親指の指先の位置をずらせること
・小指を巻き込むように内側に曲げること
正しい握り方をすれば、手に負担がかからず、楽に速く書くことが出来ます。
2.自分がよいと思う手本を探して観察する
ひたすら手本のマネをしてください。
書き始める前に、
1.書き順 2.中心 3.外形 4.点画の長さ・方向・間隔
をしっかり確認します。
残念ながら、現在はデジタル化で手書きのきれいな字を目にする機会が減っていますが、意識的に美文字を探してみてください。
身近な人の書いたものが無ければ、ネットで検索、図書館で字典を見るなど方法はあると思います。
3.漢字とひらがなの特徴を知る
漢字(楷書)の特徴は、点画の組み合わせで成り立っていますので、正しい点画を学ぶことで美文字になります。
ひらがなの特徴は、曲線的で女性的な美しさです。
画数の多い漢字はやや大きめに、画数の少ない漢字はやや小さめに書きます。
ひらがなは漢字よりも小さめに書きます。
変化に富んだ書き方をすることで、一本調子にならず見栄えします。
ちなみに縦書きは縦長に、横書きは横長にするとキレイに見えます。
4.「トメ・ハネ・ハライ」を丁寧に
「トメ・ハネ・ハライ」を意識的にしっかり丁寧に書くとキレイに見えます。
5.美文字のための道具選び
筆でもペンでも自分にとって使いやすい道具が必ずあるはずです。
価格に関係なくいろいろ試してお気に入りのものを数本常備しておくと便利です。
以上、5つの美文字の書き方のコツをご紹介しました。
文字は小さい頃からの癖や受験などを経験する過程で急いで書くクセがついてしまっているものですが、コツを見直すことで誰でも美文字になります。
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