簡単に硯の良し悪しを判断するには?

書道
投稿日:2017年2月28日

なぜ硯を使うと墨を磨ることが出来るか?

それは、硯の表面に鋒鋩(ほうぼう)とよばれる凹凸があり、その凹凸と墨の摩擦により墨を磨ることが出来るのです。
よって、鋒鋩のキメが細かく、硯面全体がよい硯の条件になります。

でも、肉眼で凹凸を確認することは出来ませんから、以下のことを参考にして良硯を見分けてください。

1.見た目で硯面がしっとりとした感じがするもの
2.息を吹きかけてみて、表面にできた曇りがしばらく残るもの
3.ツメで軽くこすって適度に跡が残るもの

以上、3点が良硯を見分けるポイントです。
但し、3番目は販売している硯に試すのはマナー違反ですので、購入後に試してください。

人の肌のように、吸いつくようなキメ細かさがあり、しっとりとした潤いのある硯を選んでください。

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