習う順序に関しては、先生によって違いがありますが、漢字の楷書・行書・草書を一通り終えてから「かな」に入る場合が多いようです。
「漢字」は大きい字で楷書から基礎的な筆の使い方を学んだ後、小さい「かな」を学びます。
「かな」の字体は、「漢字」より小さいため筆画も小さく短いので、改善点も見つけにくい傾向があります。
筆の動きが大きく見やすい「漢字」から学ぶ方が理解しやすいと思います。
1.模倣
まずはお手本で文字の点画や形を模倣し、筆の使い方(用筆法)を学びます。
2.臨書
先生の古典臨書肉筆の手本を参考に、古典の原本と比較しながら練習します。
この時点で古典のよさを見て判断することが難しいですが、とにかく古典と肉筆を比較しつつ、目にすることが大事です。
その後、先生の肉筆手本に頼らずに、直接古典を使って練習します。
3.創作
臨書は書道の向上に欠かせないものではありますが、臨書を通じてその人自身の書が書ける時期に入ります。
かな手本の選び方
かなの手本・古典には、いろいろな書風があります。
漢字では楷書・行書・草書という順で学んでいきますが、かなにおいても同じような順序で学びすすめることがよいと思います。
以下に、学ぶ時期に応じたオススメのかな手本・古典をご紹介します。
かなの楷書的手本(細くて強い線で・連綿法は二字連綿・三字連綿を正確に書きます)
和漢朗詠集(伝藤原行成書)・五首一紙・高野切第三種・伊予切・元暦校本萬葉集など
かなの行書的手本(流れるような線で・二字連綿・三字連綿から数字連綿の自然な流れを学びます)
かなの草書的手本(学んできたことをベースに自由に)
そのほかにも優れた古典はたくさんありますが、学ぶ上で上記の古典がおすすめです。
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
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