まず硯の中に残った墨を筆で吸い取り、書き損じた和紙か新聞紙で吸い取ります。
この時、筆で字を書いて紙に吸い取らせます。
次に、その筆が吸い取れる水の量(2~3cc)を硯に入れ、硯全体を筆で柔らかく洗い、紙で吸い取ります。
この作業を6回繰り返しますと、濃さは1/64となり硯にも筆にも炭素や膠・合成樹脂の残りはわずかになります。
その後、コップ半分程度の水で先に筆を振り洗いし、残り水で硯を洗えば完了、所要時間は10分程。
後はよく水切りし、乾燥させます。
牛乳ビン半分程度の水で完了し、廃液も少なく、腰砕けもありません。
それ以上に10倍も20倍も筆の寿命が延びます。
加えて、この作業の間に逆毛も抜け、筆が練れて手になじみます。
参考:墨メーカーさんの墨運堂さんからいただいた資料より
※「いいね」クリックいただけると嬉しいです^_^
大阪教材社(大阪府堺市の書道用品専門店)
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301