仮名書道ではじめに揃える道具は?
筆・墨・硯(価格帯1000円まで・5000円以内・10000円以内)
仮名半紙・下敷き・文鎮・水滴(水差し)
練習が進み、作品や和歌、俳句を書くようになれば、落款印と印泥が必要です。
仮名用紙
仮名用筆
仮名用墨
仮名書道用の紙には、どんなものがあるの?
仮名用紙は、主に4種あります。
仮名練習用改良半紙・仮名作品用改良半紙・ロール紙・練習用料紙・作品用料紙
料紙とは、仮名書道用の紙で、染料や顔料で色付け、文様が印刷されていたり、金・銀の砂子が施されたものです。観賞用としても美しく、優雅な雰囲気をもっています。
料紙の上下の見分け方ですが、2色以上着色されている場合、空色が上、茶色が下です。
文様のあるものは、その方向で判断してください。
仮名用の紙には、にじむ紙は不向きです。
仮名書道の練習には、どんな紙を使うの?
仮名書道用の紙は、いろんな種類が販売されていますが、まずはロール紙で練習されてみてはいかがでしょうか?
平安時代の上代様の仮名には、表面がザラザラしたものやにじむものは使用されていません。
当時の料紙の書き味に近い紙は、表面滑らかで、ロール紙に近いのです。価格的にも求めやすい紙ですので、試してみてください。
仮名書道の紙の大きさはどのようなものがありますか?
約48×約36cmの懐紙が基準サイズ(1尺6寸×1尺2寸)です。
懐紙の半分 「半懐紙」
懐紙の1/4 「四半」
懐紙の1/6 「六半」
懐紙の縦1/8「短冊」
懐紙の短冊1枚分を切り取った残りを4等分「色紙」
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仮名書道向けの筆は?
仮名書道向けの筆の材質は、イタチ・タヌキ・玉毛(ネコ毛)・黒ウサギなどがあります。
毛質の配合の違いで、書き味が変わります。
イタチ毛を使用した小筆
玉毛を使用した小筆
イタチ毛と玉毛を使った小筆
仮名筆にはどんな特徴の筆がある?
筆の形は、柳葉筆と面相筆があります。
一般的な柳葉筆は、横から見た穂の形が、柳の葉のようにふっくらしていることからこのような名前になりました。
面相筆は、細く弾力があるのが特徴です。
仮名用の筆は、先のよくまとまる筆を選んでください。
イタチ毛を使用した筆が、一般的に人気があるようです。
仮名筆の寿命・買い替えの時期は?
仮名筆の寿命・買い替えの時期は、書いていて先が利かなくなってきたと感じたときです。
書く時の摩擦で、穂先がすり切れるために先が利かなくなります。
仮名筆のお手入れ方法は?
仮名筆のお手入れ方法は、洗わずに書き損じた紙などで墨液を拭う程度で大丈夫です。
長持ちさせるには、1本ではなく、数本購入し、ローテーションで使いまわすのがよいようです。
ザラザラした紙よりもツルツルした紙を使って練習する方が、摩擦も少なく、筆も長持ちします。
仮名用の墨はどんなものを選ぶ?
仮名用の墨は、日本製の油煙墨がよいと思います。
油煙墨には、菜種油・胡麻油・大豆油・綿実油などの植物性の油を燃やして取れる煤を原料にしています。
炭素粒子が細かく、墨色がきれいです。
仮名の場合、墨の濃さは?
使用する書道用紙によって異なります。
紙質や吸収性、色合い、文様によって、墨色に影響するからです。
適度な濃さを把握するには経験によるところが多いので、先生に確認しながら書いてください。
上代様の仮名の古典は、濃いめの墨を使用しています。
仮名に墨液は使ってもよいの?
仮名用の墨液が市販されています。
仮名用の墨は、さほど墨量を使わないこともあり、磨る方が多いです。
磨った作品と墨液の作品を比較してみるのもよいかもしれません。
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