初唐の三大家とは
初唐の三大家は、書道において重要な中国初唐時代の人物3名の総称です。
初唐の三大家読み方
初唐の三大家は、「しょとうのさんたいか」と読みます。
初唐の三大家とは
初唐の三大家とは、虞世南・欧陽詢・褚遂良をいい、中国の初唐時代に太宗に仕えた書の大家3人です。
虞世南・欧陽詢は同年代で、褚遂良は40年の後輩にあたります。
ちなみに初唐の三大家に薛稷(せっしょく)を加えると、初唐の四大家といいます。
欧陽詢は、楷書の四大家の一人でもあります(欧陽詢・顔真卿・柳公権・趙孟頫)。
初唐の三大家 書の特徴
初唐の三大家(虞世南・欧陽詢・褚遂良)の出現で、楷書に新たな局面がひらかれます。いずれも王羲之の書を手本としており、すぐれて理想的な美しい楷書が完成されます。
初唐の三大家と主な作品
- 欧陽詢 557年 – 641年
宗聖観記 (隷書 626年)
房彦謙碑 (隷書 631年)
化度寺邕禅師塔銘(楷書 631年)
九成宮醴泉銘 (楷書 632年)
温彦博碑 (楷書 637年)
皇甫誕碑 (楷書 627年から641年頃)
- 虞世南 558年 – 638年
孔子廟堂碑(楷書 627年頃)
- 褚遂良 596年 – 658年
伊闕仏龕碑(楷書 641年)
孟法師碑 (楷書 642年)
房玄齢碑 (楷書 649年から652年頃)
雁塔聖教序(楷書 653年)
~書道ライフを快適・豊かに~
書道専門店 大阪教材社
盛喜一輝
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com