発墨をよくするために

書道
投稿日:2013年8月2日

・墨の大きさでおすすめは?

用途にもよりますが、墨は10丁型が最もよいとされています。
力を加えなくても墨の重さで良く下墨するからです。
出来る限り無理な力を加えないで、自然で無心の状態で磨墨する。
これが発墨のよい墨液を得られるコツだと思います。

・墨は買ってすぐに使っていいの?

「墨経」によると、
「煤は久しうして黒く、黒くして紫、膠は久しうして固く、光彩を発す。
これ古墨の世に重んぜられる所以なり。凡そ新墨は、三夏を過ぎざれば、ほとんど用に堪えず。」
とあります。
新墨は3年は寝かせてから使用しなさいということで、この期間を過ぎれば、発墨が良くなるようです。

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