傅山(ふざん)の書 明清の書家

書道
投稿日:2020年5月25日
傅山の書

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傅山(ふざん)とはどんな書家?

傅山(ふざん)は、明代末期・清代初期の中国の書家であり、画家です。
初名は鼎臣(ていしん)、字は青竹(せいちく)。のちに名を山(さん)、字を青主(せいしゅ)と改めます。
号:嗇廬・朱衣道人・石道人・隨厲・六持・丹崖翁・濁堂山人・青羊庵主・不夜庵老人
・酒道人・酒肉道人・僑黄老人・五峯道人・龍池道人・観化翁など。

明の滅亡後、清朝への反抗の意志を示し、明の残党と関係があるという嫌疑で牢獄につながれる経験もあります。

画人としては山水・墨竹を得意とし、書家としては隷書と金石の篆刻に通じました。
傳山は控えめであまり作品を書かなかったため、1点の作品の価値が高い書家です。
詩文集に『霜紅龕集』があります。

現在の書家にも大変人気の高い人です。

傅山(ふざん)書の特徴

篆書・隷書・楷書・行書・草書の各書体に精通していました。
はじめは魏・晋・初唐の小楷を学び、唐の顔真卿「顔氏家廟碑」「争座位文稿」、晋の王羲之「蘭亭序」に取り組みました。一時的に元の趙孟頫(ちょうもうふ)や明の董其昌(とうきしょう)の流麗な書を習いますが、再び顔真卿の書に立ち返ります。

傳山の書には、技術を超えたおおらかさがあります。
小楷は、魏晋や顔真卿(顔法)の影響を感じます。
長条幅の連綿書は、多少バランスを崩しても、感情の赴くままの書きぶりが、生き生きとして気持ち良いです。

傅山(ふざん)臨書 書き方のヒント

臨書のポイント

  • 一筆書のような線の展開
  • 紙本と絖本の違いを知る 絖本ー絖 (ぬめ) にかかれた書画

筆は、羊毛の筆を使用し、線の太さの変化を出し、墨量の異なる文字構成によって、奥行きや立体感を出すことが大事です。
連綿の行草書では、息長い線状で書き進めてください。
傳山の書には、感興のまま書いた筆跡に誤字もあり、注意して臨書する必要があります。
特徴でもある変幻自在に書かれた多様な文字造形を臨書によって会得したいところです。

傅山(ふざん)の著名な作品

行草五言律詩 自由奔放で小気味よく気持ちのよい連綿で、明清様式を代表する連綿草です。
篆書五言律詩

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