自分の能力の活かし方 Vol.3

その他
投稿日:2013年8月22日

書道活動、仕事や趣味などにおいて、実力を超えたパフォーマンスを発揮することが可能なフロー・ゾーン(超集中状態)について書いている第3回目。

フロー・ゾーンを経験するための条件をあげます。
(但し、難しいのは、以下の条件を満たせばこの状態になれるという保証がないということ。)

1.達成できる見通しのある課題に取り組んでいる。
2.自分のしていることに集中できる環境にある。
3.行われている作業に明瞭な目標がある。
4.直接的なフィードバックがある。
5.意識から日々の生活の気苦労や欲求不満を取り除く、深いけれども無理のない没入状態で活動している。

私自身、過去に一度だけゾーンを経験したことがあります。

それは15歳の頃、中学で軟式テニスをしていた最後の試合。
平凡な戦績しか残していない自分が驚くほど冷静に実力以上の力を発揮することに。

サーブもレシーブも次々に決まり、さらに不思議なのは、次に相手がどのコースに打ってくるか分かるんです。 ゾーンでは洞察力も瞬間的に向上するようです。
試合をしているコートだけスポットライトが当たっているような感覚で、全神経がコートと相手に集中している状態です。
優勝候補相手に終始負ける気がせず、終わってみれば3-0のストレート勝ち。
今まで経験したことの無い不思議な体験でした。
ただ、一流アスリートとの違いは、次の試合では一転、集中は切れてボロ負けという結果ですが。