顔氏家廟碑とは
顔氏家廟碑とは
顔氏家廟碑(がんしかびょうひ)は、顔真卿の楷書作品で、晩年72歳の代表作です。
「顔惟貞家廟碑」ともいいます。
顔真卿が父親である顔惟貞のために西安にある顔氏の廟内に建てた碑です。
顔真卿の書風は、大きく2つの種類に分けることが出来ます。
一方は、多宝塔碑、顔勤礼碑、顔氏家廟碑など、碑で伝わるもので、顔法といわれる楷書です。
もう一方は、祭姪文稿、祭伯文稿、争坐位稿の草稿で、主に行書が主体です。
顔氏家廟碑の特徴
顔真卿の楷書の特徴は、主に向勢と蚕頭燕尾です。
文字は正方形に近く、胴太の縦線を向勢に構えて筆力は充実しています。
縦画が両サイドにまるくふくらむ向勢は、見た目にあたたかみを感じます。
麻姑仙壇記とともに顔真卿の楷書の碑の特徴である蚕頭燕尾の書法がよく現われています。
顔氏家廟碑の臨書書き方のヒント
- 向勢の構え
- 顔法(蔵鋒と蚕頭燕尾)
- 初唐の楷書との比較
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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