黄道周の書 明代の書家
黄道周とはどんな人?
黄 道周(こう どうしゅう 1585-1646年)は、明代の書家、作家です。
倪元璐や王鐸と明代の書道の名人と言われました。
福建省の人。
字:幼平
号:石斎
官職についていましたが、1637年明が滅びます。明の復興に努めますが、すでに大勢は決まっており、捕らえられました。南京に連行されましたが、降伏しなかったため、翌年殺されます。
黄道周の書の特徴
書法は鍾繇に師事し、楷書・行書・草書が特に優れていました。特に小楷に定評があります。
もともと長条幅の連綿行書を得意としました。
厳正な性格による気骨の強さを感じさせます。
王鐸・傅山に比べると評価を譲るかたちです。
黄道周の代表作
孝経
自書詩巻
曹遠思推府文治論
山中雑詠
黄道周の臨書 書き方のヒント
臨書のポイント
- 大胆な結字と行の展開
- 粘り強い線質と運筆
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書道専門店 大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3