伊都内親王願文 橘逸勢の書

書道
投稿日:2020年6月23日
伊都内親王願文

伊都内親王願文 橘逸勢の書

  1. 伊都内親王願文の作者は?
  2. 伊都内親王願文(いとないしんのうがんもん)とは
  3. 伊都内親王願文の特徴
  4. 伊都内親王願文の臨書書き方のヒント

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伊都内親王願文の作者は?

三筆の1人である橘逸勢の書とされていますが、確証はありません。
江戸時代の初め、藤木敦直が一条院で伊都内親王願文を見て、筆者を橘逸勢と鑑定してからそう言われるようになりました。

伊都内親王願文(いとないしんのうがんもん)とは

伊都内親王(いとないしんのう)は、平安時代前期の皇族であり、桓武天皇の第8皇女(阿保親王妃)。在原業平の母でもあります。
伊都内親王が、死去した母の藤原平子の遺言によって山階寺(やましなでら 現在の興福寺)に香灯と読経料として墾田16町ほかを寄進した際の願文です。

料紙は、楮紙を使用。

伊都内親王願文の特徴

伊都内親王願文は、橘逸勢の書とされている行草体の作品です。
筆の性能を生かし切り、自由奔放でありながらも格調の高い書です。

行書と草書をおりまぜて、字の大きさも大小まぜて書かれています。
字形は縦長で、少し右上がりになっています。平安時代初めの行草体の筆跡には、字形が縦長で少し右上がりのものが多く存在します。
運筆は自在で変化が多く、点画には強い筆力があります。
書風は唐風です。

伊都内親王願文の臨書書き方のヒント

  • 王羲之の書法と比較してみる
  • 強い筆力と躍動感
  • 緩急・抑制の妙

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