月儀帖・出師頌の索靖とは?
月儀帖・出師頌の作者は?
索靖(さくせい)と伝えられていますが不明です。
239-303年。西晋の書家であり、政治家です。
書は韋誕(いたん)を継承し、草書の名手として名を馳せ、特に章草が優れていました。
淳化閣帖に「皐陶帖」「七月廿六日帖」が収められ、章草では「月儀帖」のほかに、「七月帖」「出師頌(すいししょう)」があります。
章草とは?
章草(しょうそう)とは、隷書の早書き体(草隷)から発展した書体で、各字が独立して続かず、八分(はっぷん)のような波磔(はたく)を失わないものをいいます。
時代の要請に応じて、自然発生的に隷書からおこったのではないかと考えられています。木簡資料の「居延漢簡」「漢代医薬簡」にすでに章草といえる書体があるので、章草の成立は前漢期にまで遡るといえます。
月儀帖について
月儀帖(げつぎじょう)は、月儀章とも言われます。
月儀とは時候に関する手紙文のことで、「月儀帖」は、1月から12月までの章草体の手紙の手本のことです。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3