西狭頌の書
西狭頌の読み方
西狭頌は、「せいきょうしょう」と読みます。
全名「武都太守李翕西狭頌」(ぶとたいしゅりきゅうせいきょうしょう)
「李翕頌」(りきゅうしょう)とも言います。
西狭頌とは?
西狭頌(せいきょうしょう)は後漢171年 仇靖(きゅうせい)の書で、書体は隷書。摩崖。
「仇靖、字は漢徳、文を書す」と漢碑では珍しく書者名を入れています。
縦220×240cm、20行、行ごとに20字。
武都太守であった李翕が、西狭の険路を開いた功績をたたえた摩崖碑です。
文字は。1文字8㎠もある大文字で、1字の欠損もなく状態良好です。
宋の趙明誠の「金石録」に記されて以来、多数の金石家に著録されています。
西狭頌の特徴
結構はたくましく整っており、風格があります。
「礼器碑」「曹全碑」とはまた別の境地があります。
西狭頌の臨書 書き方のヒント
- 素朴でありながら、堂々とした書風
- 「礼器碑」「曹全碑」の隷書との比較
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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