石門銘とは?
石門銘とは?
石門銘(せきもんめい)は、北魏509年武阿仁(ぶあじん)の刻で、楷書の摩崖です。
六朝時代の北朝独特の楷書である六朝楷書です。
縦224.22×横278.76cm。28行、行ごとに22字、題に「石門銘」の3字。
よい状態で残っており、現在は漢中市博物館に保存されています。
石門銘は、宋の時代に欧陽脩の「集古録」に記載されましたが、明の時代には知名度が低く、清の時代に再び脚光を浴びます。
「潜研堂金石文跋尾」「関中金石記」「金石萃編」などに著録されました。
石門銘の特徴
書風は柔和で、ふところが深く、形式にとらわれない趣きがあります。
一般的な六朝楷書(方筆の角ばって緊密な書風)と違い、やや円筆(角を丸める筆法)に近い書
一般的な六朝楷書でないことから、初心者向きではないという意見もあります。
石門銘の臨書 書き方のヒント
- やや円筆(角を丸める筆法)に近い書法
- 横長で自由奔放に
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3