石門頌とは?
石門頌とは?
石門頌(せきもんしょう)は、後漢148年の刻で隷書の摩崖です。
縦330×横221cm。22行、行ごとに30~37字。
現在は、漢中市博物館内の「石門十三品陳列館」に保管されています。
「司隷校尉楊孟文石門頌」ともよばれています。
石門頌の特徴
伸びやかな線に深い趣きがあります。
摩崖のため真っ直ぐでない部分はありますが、「開通褒斜道刻石」よりは字粒も揃っています。
石門頌の臨書 書き方のヒント
- 礼器碑・曹全碑との比較
- 木簡などにみられるような自由な筆致
- 中鋒(筆鋒が線の中心を進んでいくこと)と波勢
石門頌は、運筆が分かりにくいので、比較的分かりやすい礼器碑・曹全碑・張遷碑・西狭頌を臨書し、基本的な点画と骨格を学んでからの方がより理解が深まるかもしれません。
高いところからおろすように書いた方が、立体感や奔放な感じを表現するのにより適切な運筆になると思います。
~書道ライフを快適・豊かに~
書道専門店 大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
ピンバック: 隷書古典一覧 隷書を臨書 おすすめは? | 書道専門店 大阪教材社