敬史君碑とは?
敬史君碑(けいしくんひ)は、東魏(540年)の刻、楷書です。
27行、行ごとに51字。
別名「禅静寺刹前銘(ぜんじょうじせつぜんめい)」「敬顕儁修禅静寺碑(けいけんしゅんしゅうぜんじょうじひ)」ともいいます。
敬史君が禅静寺を修復した功績をたたえた碑です。
敬史君碑の特徴
筆画は丸みを帯びて筆力は強く、結構の整った熟練の筆致です。
「張玄墓誌」「劉碑造像記」に似たところがあります。
康有為は、敬史君碑を鄧石如の楷書の出自であると説いています。(実際のところは不明)
敬史君碑に対する評価
沈青崖「書は晋・唐をつなぎ、欧陽詢・褚遂良の前駆である」
楊守敬「隷書の多い六朝の楷書中にあって、篆書の筆意を有し、姿媚のところがまったくない」
楊守敬「初拓本は痩勁、近拓本は豊肥で筋骨が少ない」
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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