簡牘精萃(かんとくせいすい)とは?
簡牘は、簡は竹札(竹簡)、牘は木札(木牘)、中国で紙が出回る以前に文字を書くために使われた道具です。
竹や木で細長い札をつくり、これに文字を書きました。
竹簡や木牘を総称して「簡牘」といいます。
書物や手紙を総称して「簡牘」ということがあり、1行に書く細いものを簡といい、数行書ける幅のあるものを牘ということもあります。
精萃は、選りすぐったもの。
ですので、「竹簡や木牘を選りすぐった本」ということです。
20世紀の初頭に、漢・晋時代の竹簡や木簡が発見されます。
それに伴って書道資料として簡牘関連の書籍が多種出版され、書体・書風の研究が熱心に行われました。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3