劉墉 清朝の書家
劉墉とは?
1719-1804
劉墉(りゅうよう)は、清代の書家であり、政治家です。
字:崇如
号:木庵・石庵・青原・日観峰道人など
翰林院 (かんりんいん) に仕え,体仁閣大学士となり宰相になりました。
学識が高く詩文に長じ、書をよくしました。
清の帖学派において張照と並ぶ大家として知られています。
劉墉 書の特徴
劉墉は、特に小楷の評価が高い人です。
清代帖学派の大家として知られています。
若い頃は、趙 孟頫(ちょうもうふ)を学びましたが、趙孟頫風の作品は残っていません。
中年には董其昌(とうきしょう)に力を入れます。その後、顔真卿(がんしんけい)・蘇軾(そしょく)を学び、晩年には鍾繇(しょうよう)・王羲之を学びます。劉墉の生涯において、鍾繇と王羲之に最も力を入れたようです。
濃墨を好み、連綿させずに肥重さを加え、独自の境地を表現しています。
明清の書にみる連綿草の独特な表現とは対照的に、単純化した表現の味と穏やかなさまが劉墉の書風の特徴です。
劉墉の代表的な作品
専帖
「清愛堂帖」
「曙海楼帖」
詩集
「劉文清公遺書」
「文清公応制詩」
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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