巻子本古今集について
巻子本古今集とは?
巻子本古今集(かんすぼんこきんしゅう)は、源俊頼が作者と伝えられています。
料紙は、唐紙と蝋箋で、縦22.7×長さ654.5cmです。
序は大倉集古館が所蔵し、巻13は平瀬家が所蔵しています。
巻子本に書写した「古今集」なので、巻子本古今集といわれています。
巻子本古今集の特徴
歌一首二行書きまたは三行書き。
散らし書きがたくさんあり、非常に巧妙で変化が多いのが特徴です。
字形の簡略な女手に字形の繁雑な草(そう)をまぜて書いています。
序の万葉集の歌人の歌は、漢字と万葉仮名の草書体とで書かれています。
巻は線が繊細であり、連綿は長く巧妙です。料紙の色の濃いところは線を太く濃く書き、薄いところは細く薄く書いています。
巻子本古今集におすすめの筆・紙
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3