建中告身帖とは
建中告身帖とは?
建中告身帖(けんちゅうこくしんじょう)は、唐の顔真卿の書といわれる墨跡の本で、白麻紙に書かれています。
縦30×横220cmで楷書33行、蠅頭の小楷13行、全文で386字。
現在、日本の書道博物館に保管されており、それまでは南宋の高宋、明の韓世能、張維芑・徐守和、清の安岐を経て乾隆帝の内府などを渡っていました。
「自書告身帖」「自書吏部尚書興誥」ともよばれています。
顔真卿に太子少師の官が授けられた時の辞令書です。
建中告身帖の特徴
書法は蚕頭燕尾など、顔法を備えています。
建中告身帖の臨書書き方のヒント
- 直筆で向勢
- 縦画が太く横画が細い
- 蚕頭燕尾 起筆を蚕の頭・右払いの収筆を燕の尾のように書く
書道専門店 大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3