麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑とは?
麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑の作者は?
麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑の作者は、顔真卿(がんしんけい)です。
709年- 785年は、唐代の書家であり、政治家です。
顔真卿に関しては、以下の「顔真卿の古典について」というページにも書いておりますので、ご覧ください。
麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑の内容
麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑には、大字・中字・小字の三種があったと伝わっています。
原石は3種とも現存しておらず、刻本でしか見ることが出来ません。
※大字と小字は宋の時代までは原石が存在していたようです。
麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑は、顔真卿が撫州刺史として赴任し、麻姑が仏道を修行して悟りを開いたと伝えられる土壇のそばに、その伝説や仙壇・祠堂を書いたものです。
麻姑仙壇記/麻姑仙壇碑の特徴
楷書作品。
大字本は3種の中で最も有名で、書法はきちんと整っており、顔真卿の他の作品に似ています。
中字本で現存するのは、「忠義堂帖」の中に見られるのみです。「忠義堂帖」顔真卿の書を集字したものです。
小字本は翻刻が数種あります。
文徴明の「停雲館帖」もその一例です。小楷で結構は緊密です。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3