離洛帖とは
離洛帖の作者は?
作者は、藤原佐理です。
藤原佐理は以下のページもあわせてご覧ください。
離洛帖について
畠山記念館蔵所蔵
書き出しに、「謹言、離洛之後・・」と書いているので、「離洛帖」と言います。
長門国(山口県)の赤間の泊(下関市)で書いた消息のため「赤間帖」ともいいます。
991年に書かれた書状。
藤原佐理が大宰府に赴任する途中、妹の息子で道隆の従兄弟の藤原誠信に宛てた消息。
摂政の藤原道隆に対して赴任の挨拶をしなかったので、その失礼を詫びる内容で、藤原誠信にとりなしを依頼した詫び状。
離洛帖の特徴
草書。
料紙は楮紙で、縦30.8×横62.4cm、14行。
スピード感のある草書体を駆使した個性的な書風
文字の大小、点画の太細、墨色の濃淡の変化が顕著で、運筆にか緩急抑揚の変化があります。
たくさんの文字を続けて書いたように見えますが、2字~3字の続け書きが多いようです。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3