龍蔵寺碑とは
龍蔵寺碑について
龍蔵寺碑は隋586年の刻で、随朝第一といわれる楷書です。
縦210×90cm。
王孝僊が募金を集めて寺を建立した記念碑で、河北省正定県の龍興寺大悲閣の東南隅に現存します。
龍蔵寺碑の特徴
龍蔵寺碑の書風は、北朝の厳しい骨格を基調としながら、南朝のしなやかな転折や波法を兼ね備えています。
啓法寺碑とともに隋を代表する書です。
唐の虞世南や褚遂良のような感じを受けますが、王羲之や鍾繇の楷書のような素朴さもあります。南北朝から唐代にかけての書法上、重要な位置にあります。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3