玄秘塔碑とは
玄秘塔碑の作者、柳公権とは?
玄秘塔碑は、柳公権(りゅうこうけん 778-864年)の書で彼の代表作とされています。
柳公権は、楷書の四大家の1人にあげられており、行書、草書も書きましたが、最も評価が高いのが楷書です。
はじめ王羲之の書を学び、のちに欧陽詢などいろんな書家の筆法を習得し、その後顔真卿の書を学びました。
柳公権の書は、顔真卿の書法を受け継いだといわれていますが、さらに力強く端正な書風です。
書道においては、非常に名高い人で、当時柳公権の書を欲しがった人は多かったようです。
柳公権 その他の作品
金剛般若波羅蜜経(こんごうはんにゃはらみつきょう)
李晟碑(りせいひ)
大唐迴元観鐘楼銘(だいとうかいげんかんしょうろうめい)
馮宿碑(ふうしゅくひ)
符璘碑(ふりんひ)
玄秘塔碑(げんぴとうひ)
左神策軍紀聖徳碑(さしんさくぐんきせいとくひ)
高元裕碑(こうげんゆうひ)
魏公先廟碑(ぎこうせんびょうひ)
玄秘塔碑について
玄秘塔碑(げんぴとうひ)と読み、「大達法師玄秘塔碑」「和尚碑」とも言います。
1行54字、28行の碑で、大達法師の骨を埋めた玄秘塔の由来を記しています。
陝西省博物館に保管されています。
玄秘塔碑の特徴
玄秘塔碑は、柳公権の代表的な楷書作品です。
顔真卿の書を学んだ柳公権の書らしく、筋骨のあらわな線美の特徴が見受けられます。
力強く端正で、横画と縦画は太細がはっきりしています。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3