洛神賦十三行とは
洛神賦十三行の読み方・作者は?
洛神賦十三行「らくしんふじゅうさんぎょう」
東晋の王献之(おうけんし)の書として伝えられる小楷作品です。
洛神賦十三行について
13行で250文字あります。
もとは全文があったはずですが、伝来するのはその13行の刻本のみです。
南宋の頃にはすでにその全文は失われ、断簡(きれぎれになって残った文書)のみでした。
唐の第3代皇帝である高宗(こうそう)が断片9行を所有し、南宋時代の軍人・政治家である賈似道(1213~1275)が4行を得て、あわせて13行です。
その後、いろんな人の手に渡りましたが、明の時代にはそれも失われました。
宋代以降、洛神賦十三行は多くの集帖に刻入されています。
洛神賦十三行が刻入されている集帖
宝晋斎帖・越州石氏本・淳煕秘閣続帖・餘清斎帖・停雲館帖・玉煙堂帖・快雪堂帖
墨池堂帖・戯鴻堂帖・三希堂法帖・滋蕙堂帖・秀餐軒帖・翰香館法書・筠清館帖
柳公権の臨書 洛神賦十三行
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3