明清の書 明清風
明清風とは
明清風とは、中国の明代および清代の書風を言います。
明清風の書家
明清風の対象は、董其昌(とうきしょう)・張瑞図(ちょうずいと)・王鐸(おうたく)・倪元璐(げいげんろ)・傅山(ふざん)などの書風です。
日本では江戸時代、文徴明の書風が好まれて流行しており、唐様(からよう)と言われていましたが、文徴明の書風は明清風とは言いません。
明清の書 人気がでた理由
1.日本では展覧会で長条幅作品の出品が増えますが、晋・唐・六朝時代の書には長条幅がない。
2.明末から清の初めは、長条幅のすぐれた作品が多い。
3.明清の書は、晋・唐時代の書に比べてすぐれているとは言えませんが、当時の書家には清新で、魅力的
4.晋・唐・六朝時代は法帖や碑の書に対して、明清の書は真跡(真筆、実際に書いた書)が豊富
5.当時は金額的にも買い求めやすかった
※現在は高値で取引きされています
明清風は、関東よりも関西で盛んです。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3