蘇孝慈墓誌銘とは
蘇孝慈墓誌銘とは
蘇孝慈墓誌銘(そこうじぼしめい)は、隋の時代、603年の刻で楷書です。
別名、「蘇慈墓誌」ともいいます。
大きさは、縦横83.2cm37行、行ごとに37字、全文千二百余字あります。
清の時代、1888年に出土しました。
蘇孝慈墓誌銘の内容
内容は、隋の文帝に仕えた蘇慈(名は慈、字は孝慈)の功徳をたたえたものです。
蘇慈は、文帝が帝位につくと、仕えて兵部尚書となりますが、後に地方に転出させられ、64歳で亡くなります。
蘇孝慈墓誌銘の書風
隋代の墓誌の楷書は、北魏末を踏襲するものが多い傾向がありますが、蘇孝慈墓誌銘は
明快な筆使いと端正な字形で、欧陽詢・虞世南の書の先駆けをなすといわれています。
美人董氏墓誌銘・元公墓誌・元公夫人姫氏墓誌などは、蘇孝慈墓誌銘に似ています。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3