松籟切/十番歌合とは
松籟切/十番歌合について
松籟切/十番歌合は、藤原行成が書いたと伝えられています。
承暦元年(1077)藤原顕季(1055~1123)の自歌合の切。
もとは巻子本で、料紙は唐紙、花唐草文様の白唐紙ばかりを使っています。
※歌合の料紙に唐紙を使っているのは珍しい。
松籟切/十番歌合は、三井高弘(号:松籟1849~1919)が所蔵していたことが由来で、昭和26年(1951)に分割されました。
松籟切/十番歌合の特徴
松籟切/十番歌合は、藤原顕季が自詠を十番の歌合にしたもので、書風は伊房様式を流麗にしたような美しく流動的な書です。
「藍紙本万葉集」「尼子切」などに似ています。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3