快雪時晴帖(かいせつじせいじょう)とは
快雪時晴帖の作者は?
快雪時晴帖の作者は王羲之です。
(王羲之の別称は王右軍。右軍将軍となったことからそう呼ばれています。)
古今第一の書家として名高く、「書聖」と仰がれ後世の書家に大きな影響を与えます。
快雪時晴帖について
王羲之の行書作です。
麻紙を使用し、サイズは縦23×横18.4cm、4行で行内の字数は一定でなく、全文で28字。
台北の故宮博物院に現存しています。
この書は大雪の後、友人に宛てた行書体の手紙で、本文中の4字から「快雪時晴帖」と呼ばれています。
この書を入手した乾隆帝は、「快雪時晴」にちなんで、初雪の降った翌日には必ずこれを取り出して楽しんでは感じたことを揮毫したそうです。
快雪時晴帖の意訳
降りしきる雪が止み、空が晴れて素晴らしい日になりました。
あなた様におかれては、つつがなくお過ごしのことと存じます。
さて、お約束の件については力及ばず、まだ果たしておりません。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3