太田切とは
太田切の作者は?
書写年代は11世紀後半頃と考えられており、藤原公任の筆によるとされていますが、実際は不明です。
太田切について
太田切れは、正式には「太田切本和漢朗詠集」、平安時代に写された和漢朗詠集の古写本の零巻および断簡です。
遠江掛川藩の藩主太田家が所蔵していたことで、このような名がつけられたようです。
料紙は唐紙で、具引を施した上に型文様を刷りだしたもので、雲母刷のものと蠟箋のものを併用しています。
現存するのは、下巻と20枚程度の断簡で、方々に保管されています。
現在は静嘉堂文庫に所蔵されています。
太田切の特徴
端正かつ静的な藤原行成風の和様の漢字と仮名は他に類を見ない奇抜な字形で書かれています。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3