曼殊院本古今集とは
曼殊院本古今集について
曼殊院本古今集(まんしゅいんほんこきんしゅう)は、藤原行成(ゆきなり)によるものと伝えられています。
料紙は斐紙の色紙、色は藍・薄藍・薄赤の巻子本です。
サイズは縦14.2cm×2.86m
曼殊院の所蔵されています。
曼殊院に所蔵されている古今集ということで、曼殊院本古今集といわれています。
曼殊院本古今集の特徴・臨書のヒント
字形はよく整っていて、線は繊細で強い筆力があります。
はじめは太く濃く書いていますが、徐々に細く薄くなっています。
線の太細、墨色の濃淡の変化が顕著です。
曼殊院本古今集の書風は、藤原行成が書いたと伝えられる「升色紙」「経裏消息」や藤原為房の仮名消息と同じです。
書写年代は、藤原行成の孫である藤原伊房の頃です。
曼殊院本古今集の臨書用紙・料紙
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