お習字で使う長い紙とは?
書道専門店には、基本的に書道をされている方が来られえるのですが、中には全く書道経験の無い方が来られることもあります。お子さん・お孫さんの習字道具を頼まれて買いに来られたり、お知り合いの方に依頼されたりする場合です。
そんな方が紙をお求めのとき、たまに尋ねられる言葉があります。
「習字に使う長い紙、ください。」
この長い紙を指す紙は、概ね1種類ですが、まれに別の紙を指すことがあります。
今回は、「習字に使う長い紙」について書いてみました。
習字で使う長い紙とは?
通常、習字に通われている方は、半紙サイズからスタートしますが、徐々にいろんなサイズの紙も練習することになります。
半切サイズ(条幅サイズ)35×135cm
学校の課題や書初めをする場合に使用する書道用紙には、以下のようなものがあります。
長半紙や書初用紙とも言われます。
八つ切りサイズ 175×683mm
六つ切りサイズ 233×680mm
三枚判 243×1000mm
但し、これは全校統一ではなく、各地で独自のサイズがあります。
各地の独自の紙は以下のようなものがあります。
東京大判 192×1020mm
東京小判 192×680mm
埼玉判 260×780mm
千葉判 215×830mm
神奈川判 233×680mm
上越判 230×680mm
宮城判 256×570mm
岡山判 192×640mm
群馬判 270×1040mm
福島判 222×732mm
沖縄判 200×720mm
習字の長い紙はどんなものがよいの?
お子さんが練習や提出で使う紙であれば、機械漉きのものでも十分です。機械漉きは、字の通り、機械で漉かれた紙で、にじみにくい特徴があります。
お子さんは、筆圧の強い子が多いので、少し厚めの方が破れにくくてよいでしょう。
但し、厚いと筆がとられて書きにくいと思われる子もいると思います。そんな子には、専門店に相談して、やや薄いものを使ってもよいかもしれません。
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