戊辰切とは?
戊辰切について
和漢朗詠集の断簡で、昭和3年(戊辰の年)に分割されたことで「戊辰切」という名になります。
もとは巻子2巻、縦28.8cm、料紙は雲母引きした楮紙です。金銀の砂子を霞に撒き、切箔を置いています。
戊辰切の筆者は?
上巻と下巻は同じような書風ですが、別の人が書いています。
元々は上巻下巻とも藤原伊行(これゆき)と言われていましたが、上巻は藤原伊行、下巻は藤原定信(藤原伊行の父)とされています。
戊辰切の特徴
漢字は、行草体で、仮名は女手がメイン、草も見られますが少しです。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3