小野道風ってどんな人?
小野道風ってどんな人?
小野道風(894-921年)は、平安時代の能書家で、小野篁(たかむら)の孫です。
読み方は、「おののみちかぜ」「おののとうふう」です。
小野道風と✕三筆→三跡
小野道風の書跡は野跡(やせき)、藤原佐理(すけまさ)の書跡は佐跡(させき)、藤原行成の書跡は権跡(ごんせき)といわれ、三跡(さんせき)とされています。
三蹟(さんせき)と書かれていることもあります。
また小野道風・藤原佐理・藤原行成のすぐれた手書き3人を、「三賢」と言います。
ちなみに「三筆」は、平安時代初期の空海・嵯峨天皇・橘逸勢のことを指し、唐で流行した王羲之などの書風に影響を受けています。
小野道風の代表作
・小野道風の真跡
屏風土代
智証大師諡号勅書
三体白氏詩巻
玉泉帖
常楽里閑居詩
※小野道風の仮名の真跡は残っていません。
小野道風の書跡と伝えられている漢字・仮名の古筆はたくさんあります。
・小野道風筆と伝えられているもの
継色紙・綾地切・本阿弥切・秋萩帖・愛知切・小嶋切・大内切・八幡切
小野道風の特徴
字形は端正で、点画は豊潤、内に強さをひめた温順優雅な書風で、当時の貴族に愛されます。
その書風は、晋唐風でしたが、日本的な風情があることから和様と言われています。
藤原佐理や藤原行成に引き継がれ、純日本風の書として確立します。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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