楊維楨とは?
楊維楨とは?
楊維楨(よういてい 1296-1370年)は、中国元・明代の詩人です。
字:廉夫
号:鉄崖・東維子など多数。
頑固な性格から、官を捨てて隠居します。
詩壇の最高指導者として各地の詩社をめぐり、75年の生涯を終えます。
その詩は、鉄崖体と呼ばれて流行しました。
李白と李賀に影響を受けたその詩風は、常識や日常の域を乗りこえることを目指し、華麗で自由奔放な表現が特徴です。
楊維楨の書風
楊維楨の書は、個人の精神性を重視し、清く逞しい書風です。
元末 野逸(やいつ)派の雄とされています。
楊維楨のものと伝えられている作品
晩節堂詩冊 ばんせつどうしさつ
張士通波セン表 ちょうしつうはせんひょう
壷月軒記 こげつけんき
城南詩巻 じょうなんしかん
真鏡庵募縁疏 しんきょうあんぼえんそ やや大字の行書
周上卿墓志銘 しゅうじょうけいぼしめい 楊維楨としては珍しい小楷作品
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3