江戸時代、文人のあいだで猫の毛が流行ったことがあるそうです。
文人たちは「玉毛」と呼んで好んだとか。
この頃は現代ほど羊毛の筆がなく、鹿やタヌキの毛の筆が主流でした。
鹿やタヌキの毛は正しく整った上品な書に向いています。
猫の毛はかなり書きにくく、思いもよらない線になったりします。
文人にとっては整った字が書ける鹿などの毛よりも、猫の毛を面白いと感じていたようです。
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