赤壁賦(せきへきのふ)とは?
赤壁賦(せきへきのふ)の作者は?
赤壁賦(せきへきのふ)は、北宋 1083年に書かれた蘇軾(蘇東坡)の真跡で、楷書の巻子本です。
縦23.9×横258cm
台湾の故宮博物館に現存しています。
巻頭は欠けたため、文徴明が36字を補写しています。
赤壁賦(せきへきのふ)の内容
赤壁賦は、前後2編からなる賦(詩歌)で、蘇軾作品を代表する傑作です。
前赤壁賦
政治闘争の煽りから都を追われ黄州 (湖北省) に流された蘇軾が、翌々年(元豊5年)1082年の7月に友人と赤壁の下に舟を浮かべて遊んだときに詠んだとされています。
天地と人生を対比させ、自然の美しさに対する喜びや感動が書かれています。
※元豊5年は、蘇軾が「寒食詩巻」を書いたのと同年です。
後(こう)赤壁賦
同年10月に再び赤壁で舟を浮かべて遊んだときに詠んだとされています。
赤壁賦(せきへきのふ)の書
書は豊厚な中に気迫を秘めており、落ち着いています。
董其昌は、「宋人の書はこれを極則とした」と絶賛しています。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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