列国期の肉筆資料、侯馬盟書(東周時代の祭祀関係遺跡で発見された盟書)は朱で書かれています。
まさしく「血」の赤色がルーツになっていると考えてよいでしょう。
なにしろ文字には呪術的な色合いがかなり強いのです。
生け贄の血で書かれても不思議なことではありません。
血液もまた、動物のいるところならどこにでもあるごく自然な色だったのでしょう。
この流れは現在、朱墨や印泥(書道などで印を押すときにつける印肉や朱肉のこと)というかたちで墨の黒とともに脈々とつながっているのです。
大阪教材社(大阪府堺市の書道用品専門店)
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
moriki@osakakyouzai.com