孟顕達碑と龍華寺碑
孟顕達碑(もうけんたつひ)とは
孟顕達碑は、隋の開皇20年(600年)に建ちましたが土中に埋められ、1910年に西安の郊外で発見されます。
サイズ:高2m×幅68cm
孟顕達碑は、孟顕達の軍功を称えるために建てられた碑です。
整正で筆力が強く、結構は偏平で、重心が低いのが特徴です。
格調が高く、褚遂良や虞世南の楷書の典型のさきがけとなる書です。
「龍蔵寺碑」とよく比較されますが、孟顕達碑の方が格調高いという評があります。
異体字が多い碑です。
孟顕達とは
武威の人
字:令遷
碑は隋末に建てられますが、孟顕達は西魏の人です。
20歳ではじめて官につき、清水公国の侍郎になり、以降、蕩難将軍・討寇将軍・水曹参軍・羽林監・寧遠将軍・豳州長史・大都督府兼倉参軍・輔国将軍・中散大夫になります。
龍華寺碑(りゅうげじひ)とは
龍華寺碑は、出土が新しいもののため拓が概ね鮮明で、褚遂良のように特にすぐれた書風のため楷書のお手本に適しています。
異体字が多い碑です。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3