甯贙碑と曹子建碑
甯贙碑
607年に亡くなった甯贙という人の林邑での武功をたたえる碑です。
30行、行ごとに39字
甯贙碑は1826年に出土し、現在は廣東省博物館に保管されています。
字体は腰高で、線はやや厚みがあり、力は内にこもって品格があります。
曹子建碑とは
22行、行ごとに43字
曹子建碑は、別名「曹植廟碑」・「東阿王廟碑」・「陳思王碑」ともよばれます。
篆書を交えた楷書です。
曹子建とは
曹子建は、曹植(そうしょく)のことで、魏の武帝・曹操の息子で、魏の文帝・曹丕の弟です。
字が子建(しけん)と言います。
曹操、曹丕(そうひ)も文才があり、曹植とあわせて「三曹」と呼ばれています。
父の曹操は、才能のある曹植を後継者にあげますが、後継者争いの結果、兄の曹丕が跡を継ぎます。
後継争いに敗れた曹植は、かつて後継の座をめぐって対立した曹丕によって晩年まで迫害されます。
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