曹真残碑と王基残碑
曹真(そうしん)とは
曹眞(そうしん 生年不詳 – 231年)は、三国時代の魏の武将です。
字:子丹
従父は曹操で、曹操・曹丕・曹叡の三代に仕え、魏の建国後は、宗室の筆頭格の1人として重きをなしました。
曹真残碑とは
魏(三国時代)の太和5年(231年)に建立され、道光23年(1843年)に出土しました。
曹眞が亡くなった後に建てられた碑です。
墓地ではなく、曹眞の任地の長安に建てられた徳をたたえる碑です。
漢隷ですが、書風は字形はやや方形で、横画の起筆と収筆の稜角がはっきりと確認できます。
隷書の変遷や発展を知る上で代表的な作品の1つです。
王基とは
王基(おうき 190 – 261年)は、中国三国時代の魏の武将であり学者です。
字:伯輿
曹操・曹丕・曹叡・曹芳・曹髦・曹奐に仕え、武将としても学者としても功績を高く評価されました。
王基残碑とは
魏(三国時代)の太和5年(231年)に建立され、雍正13年(1735年)に出土しました。
王基が亡くなった後に建てられる予定だった碑で、実際には中断して未完の碑です。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3