莫是龍の山居雑賦巻とは?
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莫是龍とはどんな人?
莫是龍(ばくしりゅう 1539 – 1587年)は、明代の書家であり文人画家です。
字:雲卿・廷韓
号:秋水・後明
出生地:松江府華亭県(現在の上海市西部)
詩・書・画が巧みで、特に書は王世貞に絶賛される程でした。
書法は、鍾繇・王羲之・米芾に影響を受け、小楷や行草に気品の高い趣きがあります。
画は文徴明ら呉派の影響を受けます。
董其昌に画を教えた画家として知られ、その後董其昌らと革新的な芸術運動の中心メンバーとして活躍しました。
莫是龍の著書
莫廷韓集
石秀齋集
画説
山居雑賦巻とは?
山居雑賦巻は、莫是龍自作の詩で、五言絶句八首を書いた大字の書です。
1行3~4文字を行草体で書かれています。
書き出しは、一文字ごとに丁寧ですが、後半は連綿も多く勢いが感じられ、激しい運筆で一気呵成に書いています。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3