房玄齢碑とは
房玄齢碑とは
房玄齢碑(ぼうげんれいのひ)は、唐時代652年の刻で、褚遂良の書で楷書です。
サイズ:縦390.87×横151.5cm
全文二千余字。
高さ:3.75m
文:36行、行ごとに約81字
篆額:4行16字「大唐故左僕射上柱国太尉梁文昭公碑」
唐・太宗(たいそう)の家臣である房玄齢の墓碑です。
房玄齢碑は、早くから摩滅してしまい、精拓本が少ないために資料が少ないですが、褚遂良の書法を学ぶのに大変貴重です。
褚遂良の書の中でも特に秀でていると評価する人も少なくありません。
房玄齢とは
房玄齢(ぼうげんれい 578-648年)は、唐時代の政治家です。
字:玄齢
諱:喬
出身地:斉州臨済県
はじめ隋に仕え、早くから官に就きました。
大変勉強熱心で、教養が高く、人柄のすぐれた人だったと伝えられています。
太宗からの全幅の信頼の下で長く仕えました。
房玄齢碑の特徴
筆使いや結体が雁塔聖教序によく似ており、筆力痩勁です。線はやや細いですが、自由な筆勢で、細部に技術の高さが認められる美しい書です。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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