趙文淵の華嶽頌とは
趙文淵とは
趙文淵(ちょうぶんえん 生没年不詳)は、当時著名な文人書家であり官僚です。
字:徳本
趙文淵は、幼少から楷書・隷書を学び、当時の帝に書を献上するほど有名でした。
書は鍾繇や王羲之に影響を受けています。
西魏の石碑などは、著名であった趙文淵による書が多かったようです。
宇文泰の命を受けて、「説文解字」と「字林」の刊行に関わっています。
華嶽頌とは
天和二年(567年)父帝の華嶽廟修復の功をたたえて碑に刻したものです。
書体は沈厚で先鋭な独特の隷書です。
題額に「西嶽華山神廟之碑」と篆書8字
華嶽頌は、北魏分裂以後の北朝書を知る上で貴重な資料です。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3