今から書道をはじめるという方に、 「どうやって書道を学んだらよいか？」と聞かれることがあります。
書道は伝統の積み重ねによりできた芸術ですので、基本の型、法則があります。
まずはそれを習得しなければいけません。
古典を習うことによってその法則を身につけるのですが、独学で古典を学ぶのはなかなか難しいものです。 その場合は、教室の先生にお手本を書いてもらって基本的な用筆や運筆を学んでいくことをおすすめいたします。
次のステップとして古典を学びましょう。
楷書の古典「九成宮醴泉銘」を学ぶとすれば、点画のつくり方はどうなっているか、組み立てはどうなっているかなど、比較的容易に学ぶことができるようになると思います。
行書の古典「集字聖教序」を学ぶ場合は、線の連続の法則、転折に丸みをもたせる、点画の省略と変形を学ぶとともに、聖教序の特長などを探ります。
あくまで例ですが、このような流れで書道の法則を学ぶと効果的だと思います。 
～書道ライフを快適・豊かに～
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
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