孔侍中帖(こうじちゅうじょう)とは
孔侍中帖の作者
孔侍中帖の作者は、晋時代の書聖・王羲之です。
王羲之の詳細は、以下のページでご覧いただけます。
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王羲之とは
孔侍中帖について
孔侍中帖は、国宝に指定されており、現在東京の前田育徳会所蔵。
白麻紙、縦24.7×横46.8cmで9行、全文で62字。
孔侍中帖は、王羲之の尺牘(手紙)である「哀禍帖 20字3行」「孔侍中帖(九月十七日帖) 25字3行」「憂懸帖 17字3行」の総称で、3帖で9行あります。
孔侍中帖の特徴
行草作品で、上記3帖には書風に違いがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。
「哀禍帖」振幅の大きさ
「孔侍中帖(九月十七日帖)」骨力の強さ
「憂懸帖」重厚さ
3帖とも結構は頭部を大きく広く、また重くとる王羲之特有の構えで、歯切れのよい点画で抑揚があります。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3