倪寛賛(げいかんさん)とは
倪寛賛の作者は?
欧陽詢・虞世南とともに初唐の三大家の1人と言われた「褚遂良」の書とされていましたが、現在は不明です。南宋の模本とも言われています。
褚遂良については、以下のページに詳しくご紹介しています。
↓↓↓
「褚遂良(ちょすいりょう)とは」
褚遂良関連の倪寛賛以外の楷書
雁塔聖教序
孟法師碑
伊闕仏龕碑
房玄齢碑
倪寛賛について
楷書作品で、虞世南の孔子廟堂碑にせまる優品と言われています。
前漢時代の御史大夫倪寛をたたえた文です。
台北・故宮博物館所蔵
「鬱岡斎帖」「三希堂法帖」に刻されています。
倪寛賛 書の特徴
ゆったりとした運筆で気品が高いです。
弾力のある線質は、静かに落ち着いており美しく、細太・強弱を巧みに取り入れて、立体的な構造の追求がうかがえます。
楷書の基本を踏まえながら、線質の変化・抑揚がきいており、気高く雅やかな表現をしています。
~書道ライフを快適・豊かに~
書道専門店 大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3